SSブログ
問題解決型ケース会議の参加者と約束 ブログトップ

問題解決型ケース会議の参加者と約束 [問題解決型ケース会議の参加者と約束]

「問題解決型ケース会議」は、教員、管理職、スクールカウンセラー(SC)、スクールソーシャルワーカー(SSW)、地域の関係機関の代表などから構成され、チームで子どもの問題解決に取り組みます。
IBA参加者_1.jpg
理想としては、問題を抱えている子ども自身とその保護者の参加が実現できることです。
ケース会議で話し合われる具体的な支援策を最も必要としているのは、彼らだからです。

(1) 問題を行動レベルで記述する

(2) 対象となる子どもの「強み」を確認する

(3) 目標を行動レベルで記述する

(4) 問題の背景要因について検討する

(5) 支援方法について案を出し合う

(6) 支援方法を評価し、選択する

(7) 支援計画を立てる

(8) 支援を行う

(9) 支援の効果を検証する

これら一連の過程において、ファシリテーターやミーティングに参加したメンバーがどのように問題に取り組めばいいのかを示唆してくれるプログラムです。

「問題解決型ケース会議」では、参加者が守らなければならない3つの約束があります。
会議約束_1.jpg
① 会議参加者は必ず発言をする……それが「参加責任」を果たすということです。会議中は何も発言せず、会議が終わってから他の会議参加者の発言について、あるは会議での決定事項について文句を言うなどは、もってのほか。全員が意見を出し合い、より良い方向性を皆で模索します。

② 他の人の意見を否定しない……ありがちなケース会議の失敗例の一つとして、参加者が提案したアイデアを「それは試したことがあります。でも効果はなかった」とか「忙しいのにそんなことができるわけがない」と否定ばかりするので、結局何も具体的なアイデアが出なかった。こんな経験はありませんか?たとえどんな意見でも否定をしない。思いついたアイデアを安心して話すことができる会議を実現するための約束です。

③ 1つのステップごとに合意形成を果たしてから、次のステップへ進む……「問題解決型ケース会議」は全9つのステップを、順番に一つずつ全員の合意形成を果たしてから次のステップへ進む方法で会議を進めます。
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:学校
問題解決型ケース会議の参加者と約束 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。