SSブログ
25年度 冬季研修報告 ブログトップ

第5回研修報告 [25年度 冬季研修報告]

こんばんは。

本日、冬季第5回研修を行い、25年度の研修が終了しました。 今年度、15回プラス、1回の講演&ワークショップを行いました。 ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。

本日は、参加者6名、前回お休みだった方や、今回が今季初参加の方(今年度春季まで常連さんでした)もいらしたので、先日ブログで話題となっていた事柄自体についてはあまり話ができませんでした。

今回まず話題となったのは、スクールソーシャルワーカーが、理論に基づいた実践をしているのか、ということでした。 開始時間になってもまだ2名ほどしか来ていなかったので、雑談として始めた話題が、そのまま続いてしまいました。 

たまたま私が、つい先日、海外(シンガポール)の学生から、「日本のスクールソーシャルワーカーは、実践の際、具体的にどんな理論を使っているのか」という質問を受け、即答できず、今日来ていたSSWさんらに尋ねた、というのが話の始まりでした。 保健福祉領域のワーカーさんであれば、当然実践にはベースになる理論を持っていて、それを意識しながらやっているけれど、児童領域になると、その辺があいまいなのでは?という意見も出ました。

問題解決型ケース会議の研修であって、SSW実践の研修ではないので、この話題は、長々とする内容ではない、と思いながら、結局ずいぶん長くこの話を引きずらせてしまいました。

SSWのスキルアップをいかに図るかは、危急の課題なので、この研修とはまた別のところで、何かできるといいなと思っています。

この研修に関しては、春学期の予定については先日のブログでご紹介したとおり、5月中旬から開始となります。2011年3月から始めたので、丸3年たちました。4月からは4年目に突入です。

継続は力なり。でも、今までとおんなじことを続けていてもよいのか?の疑問が自分の中に湧かないわけでもなく。。。 研修に参加された皆さんに、今後の進め方などについても、ご意見いただければと思います。
ご意見、よろしくお願いいたします。

ともかく、これで25年度研修は終了。 ご苦労様でした。 自分にもご苦労様!ということで、家に帰ってワインを一杯飲みました。 …いや別に、たまたま昨日あけたワインが残っていたから、それを飲んだだけですけど。。。 明日は、入試業務で朝から仕事なので、もう寝なきゃ。 お休みなさい。 ばんば
posted by ばんば at nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

参加者の声 [25年度 冬季研修報告]

SSWさんから感想が届きました。

今回のケースは教室での不適応により通級にはつなげたが、通級日以外の通常級での課題が山積しているというものです。私も同種の悩みを伺った経験が何度かあります。アセスメントシートや事例提供者のお話からこのケースは様々な課題はありながらも、通級指導学級と通常級の連携が実にうまくとれていると思いました。通級指導学級の先生が原籍校での様子をほんとうによくご存じで、両方の担任同士が本当に密に連絡を取り合ってらっしゃるのがよくわかります。通級指導学級の先生の知識や手法を通常級でも取り入れて実践されている様子をうかがっていると校内通級のお子さんなのかなと錯覚するほどでした。

多くの自治体では通級指導学級は全校に設置されていないので決まった曜日だけ他校の通級指導学級に通うことになっています。学校間をまたがって通級指導学級の教員と原籍校の教員とが連絡を取り合うことが物理的に難しいからか、連携が理想的にはかられていないと感じることが少なくありません。本来であれば、事例のように通級指導学級で学んだことをいかに通常級のクラスの中で活かしていくか、通常級の中でこのような課題があるので通級で練習しよう・・・というような使い方をして子どもの力を伸ばすことが求められるのにそれぞれがバラバラの動きとなっていて「もったいない」と思うこともよくあります。

通級と通常級の教員の連携を深めるのも私たちスクールソーシャルワーカーの役割の一つです。ケース会議はその絶好の機会であるし、その際にIBAの手法を用いて合理的にわかりやすく両方の情報を整理し工夫につなげていくのは非常に効果的だと思います。

今回の模擬会議では「連携」はできていて、別の事柄について掘り下げましたが、「連携」の素晴らしさを感じたので感想として書かせていただきました。

某市 SSWさん
posted by ばんば at nice!(1)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

第4回研修報告 [25年度 冬季研修報告]

こんばんは。今日は、第4回研修日でした。先週の大雪の後、今週半ばも雪の予報が出ていたので、どうなることかと思いましたが、昨日の時点ですでに、今日・明日雪は降らない模様、とあったので、安心していました。

こんかいは、自称隊長さんに事例提供してもらいました。やっぱり、特別支援のプロですね。すでにいろいろ手を尽くしておられました。本人や先生方がされていることを知らずに、我々は、模擬会議をするので、好き勝手なことを言います。どれだけ実際に自称隊長さんに役立つものとなったかはわかりませんが、模擬会議としては、みんないろいろ意見を出し合って、いろいろ考えることができて、よかったな、と思います。

また、今回は、ファシリテーションを子家センのワーカーさんにしていただき、私はほぼ完全に一参加者になっていました。余計な話をして、話を脱線させるのに加担もしてしまいました。すみませーん。…それだけ、安心して任せていられるファシリだったということですね。 最後、時間が無くなってきて、達成課題と評価の部分まですることに躊躇をされていたようだったので、そこからは、私が勝手に仕切って進めていっちゃいましたが。。。

今日は、参加者8名だったかな。 開始時点では5名ほどだったので、また小さな輪になり、ホワイトボードではなく、大きめの髪に書いていったのですが、遅れて入ってきた方も結構いて、最終的には私を入れて9名。やっぱり、5人以上いるときは、ホワイトボードじゃないと、書いてあることがよく見えないので、ダメだなー、ということも確認しました。

ところでこの研修、おうちに帰るのに2時間以上かかってしまう人もいるんです。明日もお仕事なのに、ご苦労様です。

さて、次回は3月3日、第5回、最終回です。 最終回は、事例を使っての模擬会議はしません。問題解決型ケース会議についてのあれこれをディスカッションします。 




posted by ばんば at nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

参加者の声 [25年度 冬季研修報告]

研修常連のSCさんからの感想が届きました。

≪感想≫
年度末ということもあり、これまでで・・・おそらく一番参加人数の少ない研修になり、やや残念な感じ(せっかくの機会なのでもったいない!)もしました。しかし、そのぶん参加者全員が気軽に?しっかりと?発言する機会になったような気がします。

参加者の日頃の苦労話や疑問にまで話が及び、馬場先生から解決するためのアドバイスをいただいたり、参加者それぞれの現場の課題などを話すことができ、貴重な時間になりました。参加者から「こういう時間があってよかった~!」という声もあがりました。私も同感です。参加者が少なかったからこそ、ざっくばらんにいろいろと話すことができ、それはそれでよかったような気もします。が、しかし、やはり・・・せっかくの研修の機会ですので、ざっくばらんな声にさまざまな視点が加わると・・・さらに充実した研修になるのかな~、などと勝手に考えてしまいました。

今回のケースは「学校で落ち着きのない子ども」についてでしたが、本当に“よくある”、そして、同じように“対応に悩む”ケース、でした。それでも、模擬ケース会議で得たヒントから、ケース提供者が「こうしてみよう!」「またがんばってみよう!」と力を得ることができたのが何よりの成果だったのではないかと感じています。

私は、今回は黒板係(書記?)でしたが、参加者が少なかったので、馬場先生のご提案により、ホワイトボードではなく白紙(A3)に記入していきました。「順序」と「整理」をそれなりに意識しながら記入したつもりですが、空間の使い方に限界があり?あとから・・・紙を6等分に折ってラインを意識してから記入すればもっとよかったのかな~と思いました。必ずしもホワイトボードでなくてもいい、ということも改めて意識しました。そこにこだわらず、ケース会議を円滑に進めることが大事なのだと思います。これもぜひ・・・今後の参考にさせていただきたいと思います。みなさん、どうもありがとうございました。
posted by ばんば at nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

第3回研修報告 [25年度 冬季研修報告]

こんにちは。ばんばです。

昨日、冬季第3回研修を行いました。 土日にたくさん雪が降り、大学のキャンパス内はいたるところ、まだ雪がたくさん残っています。すっかり暗くなってからの研修。足もとも悪く、研修を行う建物は、節電で、人が通れば電気は着くけれど、基本、廊下は真っ暗。 行く気をくじくセッティングだよなあ・・・。と思いながら、開始時間の30分前ぐらいに研修室に電気をつけ、暖房を入れ、準備を始めました。

風邪やお仕事でお休みのご連絡をいただいていた方が数名、それに、「あれ?今日はどうしたかな?」という方が数名で、参加者は4名でした。 昨年のこの時期にもそういうことがあった気がします。 この時期はどうしても人数が少なくなりますね。 

今回は、本当にお久しぶりの参加の人も1名いて、人数も少ないので、ざっくばらんに話をしながらの研修となりました。机も移動させて、小さな輪になって行いました。

ホワイトボードを使おうかとも思ったのですが、人数が少ないので、A3の紙を机の中央に置いて、代用しました。

カウンセリングやソーシャルワークの勉強をしたことのある人であれば、面接場面での座る位置や距離による心理的影響について学んだことがあると思います。会議の時も同じです。あまり遠すぎると、密な会話ができないし、かといって、親密な関係でない人をあまり密着して顔を見合わせる形で座らせると、ストレスを与えることになりますし、適度な距離、位置関係は大切です。

今季の研修は人数が少ないので、次回も机を移動させて小さな輪で行おうかな、と思いました。

学校現場以外から参加してくださっている方(子ども家庭支援センターの方や児童養護施設の方)などは、IBAをそのまま職場で活用するというよりは、IBAの中で、自分の職場での会議に使えるエッセンスを探しておられます。 今日の模擬会議からは、「扱う問題を広げすぎず、焦点を絞って取り組むこと」の意義を確認しておられた様子でした。

この研修の良いところは、問題解決型ケース会議のモデルを学ぶということにとどまらず、他職種の人と親しく話をしたり、自分の職場でこれをどう生かせるかと考えたり、地域の情報を得たり・・・ができるところなのかもしれません。 たくさんの方にこの研修を活用していただけると良いな、と思います。

今季はあと2回です。継続研修の方(以前の研修参加者)は、単発参加もOKですので、顔を出してもらえればと思います。 まだ一度も参加したことがないけれど、このブログを見てくださっていて、関心をお持ちの方がいらしたら、26年度、ご参加お待ちしています。



posted by ばんば at nice!(1)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

第2回研修報告 [25年度 冬季研修報告]

こんばんは。ばんばです。本日、冬季第2回研修を実施しました。 今日の参加者は8名。 今日の事例も、虐待がらみで難解なケースでした。しかし、この研修で伝えようとしているケース会議モデルは、虐待対応の協議をするためのものではないことは、研修参加者もよく理解しておられたので、この子どもの学校生活を支えるために、学校で何をするのか、何ができるのか、を考えることができました。

今日は、事例提供者さんが仕事の都合で到着が遅れたので、1時間15分程度で模擬会議をしなければならなかったのですが、極力話の脱線はなくし、支援計画作成、評価基準設定まで行きました。

そして、今日は、現場で問題解決型ケース会議を実施したSSWさんからの報告もありました。問題解決型ケース会議2回目のトライでしたが、ずいぶんうまくいったようでした。1回目の時の反省点を生かして、準備や、問題解決型ケース会議についての説明、会議の時間配分などにも工夫をされたようです。管理職からも良い反応を得られたそうです。よかったですね!

次回は2月10日です。
posted by ばんば at nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

冬季研修 参加者の声1 [25年度 冬季研修報告]

こんにちは。ばんばです。冬季第1回研修の感想をいただきました。 以下、SCさんからの感想です。

【感想】
前回の研修は参加者が多く、どの問題に焦点をあてるか、何を目標にするのか、どういう支援方法にするのか、などについてそれぞれの立場や考え方から多くの意見が出て、客観的にケースをみるさまざまな視点について学ぶ機会になりましたが、今回は参加者が少なかった分、それぞれが役割を決めて進められたので、まるで本当のケース会議のような?錯覚を覚えてしまうほどでした。とても新鮮な感じ・・・でした。

馬場先生がファシリテーターをして下さったので、要所要所でポイントを解説していただき、進め方やまとめ方など、とても勉強になりました。こういう言葉を使うとわかりやすいんだな~、こういう風に声をかけるとうまく進行できるんだな~、などと思いましたので、ちゃんと実践できるように、これからしっかり身につけていきたい・・・と改めて感じました。 とっても楽しい
時間でした。

馬場先生、みなさん、これからもよろしくお願いいたします!!


posted by ばんば at nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

第1回報告 [25年度 冬季研修報告]

こんばんは。ばんばです。

昨日、第1回冬季研修を行いました。今期は、月曜と水曜の5回と、やや不定期なためか、また、学年末で皆さんお忙しいためか、人数は少なめです。 来るつもりだったけれど、これなかった人が複数いて、第1回の参加者は6名でした。 それでも、SSW,SC 特別支援学校教員、通級担当教員、児童養護施設職員と、多様性はさらに増しました。 水曜日には来れる、という方もいるので、次回は10人ぐらいにはなるのかな、と思っています。 昨日はまた男性一人でしたが、おそらく次回は男性が増えるはずなので、自称隊長さんも、ご期待ください(笑)。

通常の夜の研修は、前回・秋季研修のように人数が多いと、充実感は大きいですが、やっぱりその分エネルギーの消費が大きいです。 8-10人程度だと、エネルギー消費からいうと、かなり余裕を持ってできる感じがします。 

先日行ったワークショップなどは、昼間、そのためだけに時間を割いているので、30-40人ぐらいでも全然大丈夫。先日は28人だったので、「手ごろなサイズ」という感じでした。50人を超えると、エネルギー消費は格段に上がります。

さて、今回は、ぎりぎりまで出席者が確定しなかったこともあり、参加者からの事例提供は求めず、第1回は、架空事例を用いました。(本の中から事例を一つ使いました。)そして、ファシリテーターは馬場が勤めました。 ファシリテーションをしながら、随所に注意点などのコメントを入れていきました。たとえば、「担任から、本人の強みについてあまり話が上がらない時には…」とか、「支援の具体的な内容が会議中に決めにくい場合には…」など。

2期目になると、1期目よりもよく理解できるという感想があがりました。その一方で、何期出ても、進行の理解があいまいなところがあるという感想もありました。後者には、「ファシリテーションを練習しないとだめですよ~」と伝えました。 参加者として、「次は、目標を考えます。」「次は…です」などとファシリテーターにいわれるままに進んでいるだけでは、ファシリのスキルは伸びないようです。失敗してもいいから、どんどん試していくことが重要です。

次回は29日水曜日です。 

posted by ばんば at nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校
25年度 冬季研修報告 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。