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参加者の声 8 [26年度春季研修報告]

こんばんは。春期研修最後の感想は、児童養護施設の職員さんからです。

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今年度から初めて参加させてもらい、あっという間に最後の回となってしまいました。

今回は児童養護施設内でのケース会議を学校の先生と本人(子ども)参加の形でとのことで、私はアセスメントシートの作成から行いましたが、必要最低限の情報を詳細かつ簡潔に記入するということがとても難しく感じました。

ケース会議は様々な立場の参加者が意見を出し合うことで、より多角的な視点での支援を生み出し、より良いアプローチを実施できる可能性があるのだと思います。そのためには、アセスメントシートへ記載する情報や事前の打ち合わせでの情報共有が最重要となってくるのだと思います。

本人参加型の会議を実施するにあたって、“ずっと席に座っていなくてもよい”というのは新たな発想でした。ただでさえ、堅苦し雰囲気になりがちである上に長時間大人に囲まれた状態で座り続けなければいけないとなると子どもたちはとても苦痛を感じます。自分自身の問題と向き合う場であるからこそ、リラックスできるような環境作り(お茶会など)をして、子ども自身が前向きに取り組めることが大切だと思います。もちろん、事前に子ども本人が参加することのメリットとデメリットについては考慮すべきですが。

私は今回の研修を通して、子どもたちの情報を一番知っている立場であるからこそ、相手に伝わるような形で情報を発信し、IBAの手法を用いて今後の支援に繋げていきたいと思いました。ありがとうございました。

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第5回研修報告 [26年度春季研修報告]

こんばんは ばんばです。

昨日、第5回研修を行い、26年度秋季研修を終了しました。台風が近づいてきて、雨も降っていましたが、10人の方がご参加くださいました。

児童養護施設内で、学校の先生方をお呼びして、子どもも同席で、という設定での模擬会議でした。会議のモデルそのものよりも、子どもを入れて会議をする場合に、どのような配慮が必要か、特に、背景要因についてどのように話題に挙げるかなどが話し合われました。

今期は、これまで研修ではしなかったことをいろいろ試してみることができました。
まず、これまでは実際の事例を使っていましたが、今季は架空事例を使用。その代り、子ども本人が参加した場合、保護者が参加した場合、学校外で会議をした場合と、これまでは扱わなかった条件下での会議を試してみました。そして、ロールプレイをしながらの模擬会議。
毎回新たな発見がありました。

もう何季も来ている人たちにとっては、同じような模擬会議の繰り返しで、事例提供者にも負担がかかるし、という状況で、たぶん私自身が一番マンネリに飽きてきつつあったからかもしれませんが、新たな試みに移行しました。

でも、その結果、新規参加の方たちには、基本を理解しにくく、ついていけない、という思いをさせてしまったのかな。。。という反省もあります。新規参加の方は、基本的に5回全会の出席をお願いします、と言っていたのですが、途中2回ほどの参加で終わってしまわれた方も複数人おられました。
はじめの2回をかけて一つの事例を扱って、丁寧に進め方を解説する、というステップが、新規の方にはやっぱり必要だろうなーと思いました。
ただ、その場合に、継続参加の方たちは、同じ話で退屈するから3回目から出席しよう、となってしまうかもしれないですし。。ジレンマですね。私が研修を生業としているのであれば、初級、中級とかグループを分けて研修を開催すれば済むことなのでしょうけれど。。 

来季、どう進めるか、また検討しようと思います。
ともかく、今季も5回、休まず開催できました。
これまで人数の少ないときも多いときも、途中で予定変更(中止)することなく、毎学期開催できたことについて、参加者の皆さんに感謝!です。 …と同時に、自分にも、よくがんばりました!です。

ばんば
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参加者の声7 [26年度春季研修報告]

こんにちは。 今回は、スクールソーシャルワーカーさんが、感想を寄せてくださいました。
ディスカッションの内容も含めて詳しくご報告くださっています。ありがとうございます! 

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今回の研修はいつもより少ない人数でしたが、少ない人数だから発言しやすく、多くの人から多くの発言がでたのではないかと思いました。内容の「ふりかえり」については、私自身が仕事をしていて難しさを感じていたことだったので話しあっていただいてありがたかったです。

☆みなさんから出していただいた「ふりかえりの目的」
①成果を確認する(あまり成果が出なかった場合)
いい結果が出ないとやる気がでない場合があるので「できているところを確認する」
まとめ票を評価する時、現場で一生懸命努力している先生が「あれもこれもできていない」と思っていることが多い。そんな時客観的に整理し、前回の会議より良くなったところを確認することが大切である。良いところは残し、もう一度、支援方法・達成課題等を見直す。

②評価をした時に課題が達成できていた時はレベルを上げて行く。
*このふりかえりの時は「まとめ票」を見ながら行う
 
☆ふりかえりの時間がなく会議が開けない時の方法
・初回の会議の時に「ふりかえりシート」を渡し、支援を行った時の変化や成果等気がついたことを記入してもらうよう説明をする。
・ふりかえりの会議の前にふりかえりシートを回し記入してもらう。
・SSWが関係者に聞いて回る。
・SSWが来校できない場合は、電話で状況確認をする。

以上の話しが出ました。
私にとっては、実践に役立つ貴重なご意見ばかりで本当に助かりました。
特に「まとめ票」を見ながらのふり返りは、当り前なことなのにやっていなかった私にとっては「目から鱗」状態でした。すぐに実践しました!

もう1つは、巡回型のSSWは学校に行けない時もあり、その時の対処方法として電話で確認することも大切であることも再確認しました。私はこの研修に参加してもう1年以上なるのに、本当に何も分かっていない自分に気がつきました・・・。というより、自分に問題が降りかかってこないと悩まなく、馬場先生が毎回の研修でとても良いことをおっしゃっていても、私自身がそのよい言葉を噛み砕かなく自分のものにしていないのではないかと思いました。IBAを本当に自分自身のものにできるまでの道のりが長いですね~。

今回の研修も後1回になってしまいました。この4回目の研修で分かったことですが、IBAが保育園や介護施設や児童施設でも使えるという話を聞いてすごいIBAと思いました。

疲れ果てた体や気持ちに鞭打ち参加しているみなさんを見ていて勇気や元気を頂きました。一緒に学んでいる気持ちをより強く感じました。ありがとうございました。これからもみなさんと共に学んでいきたいと思っていますのでよろしくお願い致します。

某市 SSW

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第4回研修報告 [26年度春季研修報告]

本日、第4回研修を行いました。 今日は事例を用いず、ふりかえりについてディスカッションをしました。
お仕事の方や体調不良の方などが多かったようで、参加者は6名。学生たちも初回3回のみ授業の一環としての参加だったので、本日はいませんでした。

ふりかえりについて話をしたのですが、参加者の中で学校でケース会議をしている方がおひとりだったので、児童養護施設や、子ども家庭相談機関にお勤めの参加者の方からも、会議のふりかえりをどうしているかなど話をしていただきながら進めました。

次回は、IBAの会議を児童養護施設で、子供本人も入れて行った場合どうなる??ということで、模擬会議をすることになりました。 これまで第5回は、まとめで、フリーディスカッションのような形にしていたのですが、今回は最終回も模擬会議をします。

IBAは、学校現場での会議用に作られたものですが、ほかのところで応用できる可能性はありますから、それを試してみる、というわけです。

実はつい最近、子ども家庭総合研究所のウェブサイト「愛育ねっと」で問題解決型ケース会議の本が紹介されました。その紹介文に、「本書は学校でのケース会議(個別支援会議)にかかわる教員、SC(スクールカウンセラー)、SSWr(スクールソーシャルワーカー)などを対象にして書かれているが、介護施設や福祉作業所はもちろん、一般企業においても広く活用できる考え方であり方法でもあるといえる。」と紹介者さんが書いてくださっています。http://www.aiikunet.jp/document/bookguide/20999.html

そういうこともあって、次回児童養護施設での応用を試してみることにしました。

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研修雑感 [26年度春季研修報告]

こんにちは。 研修雑感…第3回研修を終えての感想をつらつらと書いてみようかと思います。。。

今期の研修は、昨年参加し始めて2期、3期目の方、一昨年ほど前から継続中で5,6期目の方、そして、最初期に1,2年来てくださってしばらくお休みして、今季お久しぶりに顔を出してくださっている方、そして、今季初めての方、と研修継続期間は様々です。

ファシリテーションや板書は、3期以上参加している方がやってくださるので、ずいぶん慣れたものです。今回の板書をしてくださった方も、これまでこの研修で何度板書をしてくださったかわかりませんが、全部でどのぐらいの量を書くことになるかも想定して、配分よく、また、要領よく簡潔にまとめながら板書してくださります。

初めての参加の時にはさすがに「様子見」の感じになりますが、だんだんとどの方もご自分の持ち味を存分に出して模擬会議で貢献してくださるようになります。 今回お久しぶりの自称隊長さんも、自称隊長さんだからこそのコメントがあり、「久しぶりに来てくれてよかった!」と思いましたし、それ以外のお久しぶりの方にも、「皆さん来てくれてありがとう!」と思います。

どの人に対しても、「この人がいてくれて、この人がこういう発言をしてくれたから、また一つ学びがあった、気づくことがあった」と思える何かがあります。

確かに、「この研修、進めていくの難しいなあ。。」と思うこともありますし、研修の内容を引きずって夜中まで起きていたりすることもありますけれど。。

「問題解決型ケース会議」のモデルを学ぶことが主目的なのですが、様々な人が、わざわざに仕事帰りに集まってきて。。。 ソーシャルワーカーだけの集まりでも、教員だけの集まりでもなくて。いろんな人が集まって、一緒に一つの目的(その日の会議の終結)に向かって協力する、その際に、それぞれの良さや持ち味がいかされる。 そこに、研修の主目的以外の、あるいはそれ以上の魅力があるのかな。。。

それを継続させていけるとよいな、と思います。 

ばんば
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参加者の声6 [26年度春季研修報告]

某市スクールソーシャルワーカーさんが、感想を寄せてくださいました。

子ども自身が参加するケース会議の設定は始めてだったので、どんな風に進んで行くのか、興味深く参加させていただきました。決められた配役の限られた情報の中でそれぞれの立場での発言は皆さんやや苦しかったようでした。が、行き詰まったときには副校長先生のアドリブが入り、流れを取り戻しながら最後には明確で具体的な支援方法に辿りつきました。この勉強会は会議の手法を学ぶものなので、できるだけ型から外れないように会議を進めていくことが求められますが、子ども自身が会議に参加する場合はそれにこだわりすぎると会議が進みにくくなることを参加者が実感することが出来たのではないかと思います。

事例のように学校生活の中でのやりづらさ、生きづらさを抱える子どもに対して、このような支援会議が漏れなく設定されると不登校児の数は激減するのでは、、、と思います。たとえ会議で決定された目標どおりに達成ができなかったとしても、多くの大人が自分の事を考えてくれているという子ども自身の実感、理解しようとする大人の姿勢は、必ず次に繋がると思います。ケースが行き詰まったときにやってみる一つの方法としてとても有効だと改めて感じました。

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参加者の声5 [26年度春季研修報告]

第3回研修の感想は、3人目の学生からです。
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今回参加させていただいた研修では、子ども本人も参加するというケース会議でした。子ども本人が参加する場合には、場所や参加メンバーなど場面設定に配慮したり、会議の流れを事前に子どもにお伝えしたりしておくなど事前準備をしっかりすることが重要であると感じました。また、ロールプレイでは参加者の方々が子どもの言葉を咀嚼して言い換えたり促したり、言語化されなくとも態度から子どものニーズを読み取ったりされるなど、子どもの意見を最大限に尊重するために様々な工夫をされていたので、実際に会議の進行上に気をつけるべきことを学べました。

本人の自己決定や意志を尊重するためには本人を含むケース会議は大変有意義である一方で、本人が参加されるゆえに否定的な発言をしにくかったり、本人が無自覚な事柄について指摘しづらかったりする場合があると会議後にも議論されていました。本人を含むケース会議は会議それ自体が本人へのエンパワーメントにもなり得るということなので、会議の段取りの仕方を工夫したり、発言内容について関係者間で事前に共通認識を作っておくことも考えられると思いました。
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第3回研修報告 [26年度春季研修報告]

本日、第3回研修を行いました。
今日は一日中雨でした。それでも、たくさんの参加がありました。今日の参加者は15名だったでしょうか。雨の中、皆さんご苦労様でした。 今日も、お仕事が長引いてお休み、という方が複数名いましたが、お久しぶりです!の方も3名いました。

今日は、子供本人が参加するケース会議を行いました。 現場で子供本人を入れてケース会議をしたことがあるという人は少なかったですね。遅れて到着された方(SSWさん)が、子供本人を入れたケース会議も時々(?)行っておられるとのことなので、場面場面で、「こういう時、実際にはどうされてますか?」など意見を聞きながら進めました。

ロールプレイで模擬会議を進めていましたが、時々、ロールプレイを中断して、フリートークで、「こういう場面では…」などの短いディスカッションもはさみながらできたことは、よかったのかな、と思います。

また、今日は、ファシリテーションを参加者の方にお願いしました。全然口をはさむ必要がなく、時間配分も考えて進めてくださり、よかったと思います。

ただ、やっぱりみなさんが集まれる時間が遅いので、どうしても予定の時間に終われないのが申し訳ないです。遠くから来てくださっている方は、帰りがとっても遅くなってしまいますね。いつもすみません。

次回は・・・・。どのようなケースを扱うか、まだ決まっていませんが、また、みんなでいろいろ考えられる研修になるとよいなー、と思います。次回もよろしくお願いします。

ばんば

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参加者の声4 [26年度春季研修報告]

第2回研修の感想2人目は、某市児童福祉部門の方からです。

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今回、初めて保護者参加の会議を模擬体験し、逆に「役」にはまることができた気がします。

今まで、教員役をやることがありましたが、実際には教員ではない私としては、会議の中で教員としてどう振る舞ったら良いのかわからないまま、会議が進んでいました。

今回も教員役でしたが、保護者役がいることで、日常行っているクライアントへの面接時の配慮をそのまま使うことができ、かえって今までよりも「自然に」振る舞えました。その結果、板書をしたのも初めてでしたが、今までで一番「会議に参加した」気がします。それにより、問題の明確化~強みの確認~目標設定~背景分析~支援方法のブレインストーミング~方法選定~振り返りの期日・要件の確定というIBAのプロセスがやっと「腑に落ちた」気がします。

実際に関わる保護者は、支援を受けることに積極的ではなかったり、自身の気持ちや要望を言語化するのが得意ではなかったり、逆に言語化しすぎてしまったりと、モデルケースのようにはいかない事例がほとんどですが、この研修の目的が「問題解決型ケース会議のプロセスを学ぶ」なので、これを土台にして、日常の様々なケースに対応していく為のヒントをたくさんもらえたと思います。

私が経験する現実のケース会議は、「問題点を出し合う」ことはしますが、その中から、「現在での一番の課題を選定する」ということにはならず、「強みの確認」をすることはあまりなく、「目標設定」に期限・要件確定を入れることが弱く、「支援方法のブレインストーミング」をする時間もなく、「方法選定の吟味」は経験なく、次回会議日程の調整はするものの、「振り返りの要件」を確定するまでには至らないことが多くありますので、少しでもこのプロセスを取り入れられたらと思います。

この模擬ケースの場合、学校と保護者の関係もあまりできていない中で行われる設定の為、いきなり会議となると保護者も躊躇してしまうのではないかと思いました。実際にこういったシチュエーションがあった時は、保護者と関係できている人及びファシリテーターの力量が問われるように思いました。難しいですね。

余談ですが、IBA独自のプロセスはさておき、3つの約束やファシリテーションの仕方など、非常に似たものを、保健師向けの事例検討会におけるスキルの研修資料に見かけました。分野を問わず、共通のベースになるものがあるのでしょうか?



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参加者の声3 [26年度春季研修報告]

こんばんは。 第2回研修の感想が届きました。

まずは、学生の感想から。3人の学生のうちの2人目です。

今回のケース会議は母親が参加しているものでした。母親がケース会議に参加する際には特に、言葉の遣い方には気を付けるべきなのかなと思います。母親は児童生徒の支援をするにあたり、キーパーソンとなる可能性が高いです。ロールプレイでは、子供に関することやソーシャルワーカーや学校関係者からの問いかけにはっきりと答えていました。しかし、母親自身が子供の課題に悩んでいたり、専門職に囲まれている中で自分の意見を言いづらかったりする場合もあると思います。その際に、母親に寄り添い母親へのエンパワメントを働き掛けていくこともスクールソーシャルワーカーの役割だと感じました。
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