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参加者の声 [25年度 冬季研修報告]

SSWさんから感想が届きました。

今回のケースは教室での不適応により通級にはつなげたが、通級日以外の通常級での課題が山積しているというものです。私も同種の悩みを伺った経験が何度かあります。アセスメントシートや事例提供者のお話からこのケースは様々な課題はありながらも、通級指導学級と通常級の連携が実にうまくとれていると思いました。通級指導学級の先生が原籍校での様子をほんとうによくご存じで、両方の担任同士が本当に密に連絡を取り合ってらっしゃるのがよくわかります。通級指導学級の先生の知識や手法を通常級でも取り入れて実践されている様子をうかがっていると校内通級のお子さんなのかなと錯覚するほどでした。

多くの自治体では通級指導学級は全校に設置されていないので決まった曜日だけ他校の通級指導学級に通うことになっています。学校間をまたがって通級指導学級の教員と原籍校の教員とが連絡を取り合うことが物理的に難しいからか、連携が理想的にはかられていないと感じることが少なくありません。本来であれば、事例のように通級指導学級で学んだことをいかに通常級のクラスの中で活かしていくか、通常級の中でこのような課題があるので通級で練習しよう・・・というような使い方をして子どもの力を伸ばすことが求められるのにそれぞれがバラバラの動きとなっていて「もったいない」と思うこともよくあります。

通級と通常級の教員の連携を深めるのも私たちスクールソーシャルワーカーの役割の一つです。ケース会議はその絶好の機会であるし、その際にIBAの手法を用いて合理的にわかりやすく両方の情報を整理し工夫につなげていくのは非常に効果的だと思います。

今回の模擬会議では「連携」はできていて、別の事柄について掘り下げましたが、「連携」の素晴らしさを感じたので感想として書かせていただきました。

某市 SSWさん
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自称隊長

ありがとうございました。ほめていただくのが逆に申し訳ないような、当たり前のことなのですが、嬉しいです。^_^
by 自称隊長 (2014-02-25 20:10) 

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