SSブログ

第3回研修報告 [H26 秋季研修報告]

こんにちは。ばんばです。 すっかり報告が遅くなってしまってすみません。
水曜日に第3回研修を行いました。参加者は10名、少し少なめでしたね。

先に参加者の方からご報告があったように、今回は、それぞれ役をつけて行いました。また、ファシリテーターを、参加者の中からお願いしました。さすがに、今季初めて研修に参加している方にファシリテーションは難しいでしょうから、継続参加の方にお願いしました。

研修をする側として迷うのは、配役をするか、配役なしでやるか、また、自分がファシリをするか、参加者にしてもらうか。参加者にファシリをしてもらった場合、どこまで私が口をはさむか、時間がおしてきてしまった時に、どのタイミングでどう対応するかなどなど。

配役をした場合、スクールソーシャルワーカーが担任の役をして、「担任の気持ちがわかった」とか、生徒の役をして、「生徒の気持ちがわかった」といったメリットがあります。でも、そういったロールプレイが苦手な人もいます。

ファシリを参加者にしていただいて気づくのは、何度も研修に参加していても、実際に自分でファシリテーションをしなければ、進め方も、進める上での注意事項も、「なんとなく」は理解していても、「自分のもの」にはならないんだな、ということ。研修でも、できるだけ練習をしていただいて、現場で何度も使っていただくことが大切なようです。でもその一方で私がモデルを示すことも必要なので、モデルを示す回と、練習していただく回のバランスが大切。。

練習、工夫は大切です。最近私は、実際にケース会議のファシリテーションをするよりも、ケース会議の研修を依頼されることの方が多いですが、その時によって、持ち時間も、研修参加者の人数もまちまちです。人数が多いのに、時間が短いとき、どうするのか? 前回の失敗を糧に、今度は、これを試してみよう、など、いつも試行錯誤です。

実際のケース会議では、一回一回が勝負で、すべての会においてうまくいくことが望ましいのですが、そうはいっても、最初から完璧にはできないですし、生徒に対して、スモールステップで進んでいくのと同じように、ケース会議のスキルアップも、スモールステップでやっていくといいのでしょうね。

次回、第4回は、また別の架空事例で、練習をします。

posted by ばんば at nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

参加者の声5 [H26 秋季研修報告]

こんばんは。秋季第3回の報告の前に、第3回研修の感想、参加者の声5をお届けします。
今回感想を寄せてくださるのは、小学校の先生です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

小学校に勤めております。今日、研修参加2日目でした。
今回は架空の事例検討で、役割も決めての模擬会議でした。想像力をフルに働かせ、演技もしながらの研修。意外に楽しかったです。

小学校でも最近は課題をかかえた児童についてのケース会議をすることが多くなっています。しかし、ケース会議というもの自体、まだ教員にはなじみがなく、方法もよくわからず、ケース会議とは名ばかりで、中身はただの情報伝達というのが大半ではないでしょうか?情報共有、それも必要なことだとは思うのですが、終わってみると、この時間何だったんだろう? 担任の苦労はわかったけれど、これからどうしたらよいのだろう?とモヤモヤしていました。担任にしても、時間をかけて資料を作り、一生懸命話して、大変ですね~の一言ですまされたら苦労が報われませんよね。 

私自身、ケース会議の司会をすることもありますが、意見がなかなか出ません。シーンとした会議室、本当に息苦しいです。そんな中、市内のSSWさんから、この研修のお誘いを受け、研修に参加させていただくことができました。

このケース会議で私の興味をまずひいたのが、会議をする上での約束事。参加するからには、全員が責任を果たす。つまり、意見も言わず終わりを迎える人がいないようにというところです。また、支援策もとにかく具体的。振り返りもきちんと設定されている。話し合ったら動く。話し合いだけで終わらない。現場でこれができれば、課題をかかえた子供たちの役に立つ会議になるのだと思います。私たちの会議もそうあってほしいという願いが叶うよう、引き続き研修に参加させていただき、校内の先生たちにも広めていこうと思っています。

これからもよろしくお願いいたします。

posted by ばんば at nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

参加者の声4 [H26 秋季研修報告]

今季4人目の感想を寄せてくださるのは、若者支援等のお仕事をされている方です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

夏のワークショップに参加させていただき、今回で3回目の参加になります。まだまだ会議の進め方に戸惑うこともありますが、他機関・他部門の参加者から発言される内容に新たな発見と刺激に楽しく参加をさせて頂いてます。

前回の長所や強みをケース会議の中で意見を出し合うことで会議の流れや生徒を見る視点が大きく変わることに感動し、今回は支援方法や達成課題と評価基準を話し合う中で気付きが多くありました。

達成課題では担任への負担が多くなる点を他の教員などをどのように巻き込んで いくのか、依頼をする上での配慮や声かけする上での方法についても、実践されているSSWの方の経験談は貴重な意見交換の場だと実感。

私は関わっている対象者が成人や保護者(若年者ニート・フリーターや女性相談)が多い為、児童への支援方法についてはぼんやりとしたイメージしかないことも再発見。ご褒美として何が嬉しい年代なのか?給食から見える子どもの食育環境など視野が拡がりました。

馬場先生、皆様、これからもよろしくお願いいたします!
posted by ばんば at nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

参加者の声3 [H26 秋季研修報告]

某自治体のSSWさんからの感想です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

年度から参加させていただいております。新米SSWとして、戸惑いながら活動していく中で、
「効果的なケース会議を」という声を多くいただき、参加させていただくことにしました。参加者の方々も子ども支援に関わる様々の職種の方々なので、それぞれの現場の話がうかがえることも楽しみの一つです。

二回目の研修は、介入方法をブレーンストーミングで出し合うことからはじまりましたが、出されるアイデアの豊富さに、新鮮なおどろきを覚えました。出されたアイデアが否定されず、時には実行可能なように形を変えてとりあげられると、参加して意見を言う意欲が高まります。

最後に支援を「だれが」「いつまでに」「どのくらいの頻度で」や「達成課題と評価基準」まで話し合われることで、実行に結びつき、検証することも可能になると強く感じました。

学んだことを現場に持ち帰って活用するまでにはまだ時間がかかるかもしれませんが、次回の研修も楽しみに参加させていただきたいと思います。 
posted by ばんば at nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

第2回研修報告 [H26 秋季研修報告]

こんばんは。ばんばです。

昨日、第2回研修を行いました。 風邪の人、お仕事が長引いた人などで、お休みの方もたくさんいましたが、それでも9人・・かな、が出席されました。のちほど2人の方が感想で話してくださるように、今回は、第1回の続きで、支援方法を決め、達成課題、評価基準を決め、ふりかえりの日程を決めてから会議を終了するというプロセスを行いました。

通常の会議と比べたら3倍ぐらい時間をかけて、各ステップを確認しながら進めました。
また、各ステップご都に、十分に意見を出してもらい、内容を吟味してから進みました。
支援案も、できるだけたくさん、多くの人から出してもらいました。そうすることで、それぞれの専門領域の違いなどからくる、異なった視点や異なった方法での支援の案を確認することができました。

もちろん、通常これほど長く各ステップにに時間をかけられませんし、こんなに時間がかかるのでは大変だなあ、と思う人もいるかもしれません。 しかし、このモデルに慣れて、参加者が皆要領よく意見を言っていくことができるようになれば、おのずとスピードはアップします。

ですから、この研修ではスピードよりも、丁寧に参加者の意見を吸い上げて、意見を可視化していったときに、どれだけ豊かなアイディアが得られるものなのかということを実感してもらうことを重視しました。

次回からは、1回で1事例のケース会議を完結させていきます。

・・では、この後、お二人に感想をお話しいただきます。
posted by ばんば at nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

参加者の声2 [H26 秋季研修報告]

今期2人目の感想を寄せてくださるのは、子ども家庭相談機関の職員さんです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

何回目かの参加になりますが、毎回新しい発見があります。

今回の第一日目の発見は、事前の準備、特にアセスメントシート充実のための情報収集の大事さ、です。

現実自分が体験する会議は、出席した関係機関それぞれの支援の現状報告にとても時間がかかり、皆でアセスメントし、強みを確認し、目標を共有して支援策を検討するという時間があまり取れていないというのが正直なところだと感じています。

学校の現場では、会議に出席する参加者が、ある程度同じ場所と時間を共有しているので、現状報告にそんなに時間はかからないと思います。それでも、事前にアセスメントシートをどれだけ充実させるかが会議の進行に大きく影響しているということを聞き、自分の関係する会議では更に言えることだなあと感じた次第でした。

短い時間の会議の中で、どれだけ有効な支援策を検討し、決定し、実行につなげるか。そのための事前準備の重要性、なかでも、より良いアセスメントのための情報収集。

会議の進行(ファシリテーション)については、今まで自分の受けた教育の中ではやってこなかったことであり、だからこそ学んでいるのですが、ソーシャルワークの基本を改めて確認できました。

posted by ばんば at nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

参加者の声1 [H26 秋季研修報告]

H26 秋季研修 参加者の声 一人目はスクールソーシャルワーカーさんです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今年度からSSWとなり、試行錯誤の毎日のなか、夏の「講演&ワークショップ」に参加させていただきました。

これまでも、高齢者福祉や児童福祉の仕事をし、ケース会議は経験してきましたが、この問題解決型ケース会議は、これまでのケース会議とは全く違うものでした。

とかく、問題点や悪いことばかりに目が向きがちですが、良い面、強みに注目する、あるいは、問題点や悪いことも、視点を変えることで、強みにもなるという考え方は目から鱗でした。

また、ケース会議の場に、本人や保護者も参加するのが基本であるというのは、驚きでしかありませんでしたが、「自分のことを話し合う場に自分が参加する」のは、ある意味、当然。これも新しい発見です。

このケース会議の手法は、ケースワークにも応用できると思います。児童生徒や保護者との面接にも、この手法を取り入れてやっていこうと考えています。

しかし、まだまだよくわからない点が多く、秋季研修に応募しましたが、一人ではうまく回らないと思い、日々お世話になっている先生方にお声かけさせていただいたところ、なんと三人も一緒に受講してもらうことになりました。(受講したかったけれど、おうちの都合で受講できなかった方もあり)協力者無しには何事もうまくいきません。本当に心強く、嬉しい限りです。次回からの研修も楽しみです。

posted by ばんば at nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

第1回研修報告 [H26 秋季研修報告]

こんばんは。ばんばです。

今日、秋季研修が始まりました。 台風が去り、一日おいて、今日は雨がしょぼしょぼと降る寒い日になりましたが、今季もたくさんの方が来てくださり、秋季研修が始まりました。

参加者は、13名。多すぎず、少なすぎず、ちょうどいい人数です。夏のワークショップで初めて問題解決型ケース会議に出会い、今季の研修に参加という方もいれば、SSWさんのお誘いで来てくださった学校の先生も。

そう。今季は自称隊長さん以外にも学校の先生が、(特別支援学校の先生は以前からいらっしゃいますが)これまでいなかった通常学校の先生が複数名ご参加くださっています。

このケース会議モデルは、学校で使うことが前提になっていますから、学校の先生が研修を受けてくれるのは、とてもよいことです。ぜひ学校で実践できるようになってもらいたいですね。

これまで同様、SSWさん、SCさん、子ども家庭相談機関の職員さん、児童養護施設の職員さんもいて、今回さらに参加者の職種が増え、楽しくなりそうな雰囲気です。

現場でIBAを実践してくれているSSWさんも研修に来てくださっているので、解説をする際に、「○○さん、いかがですか?」と、たびたび現場での工夫や、現場での先生の反応などについてお訪ねし、話をしてもらいます。 やっぱり、現場での話は、説得があります。

今回は、新しい方もたくさんいらっしゃるので、第1回と第2回は、ゆっくりと、2回で一つのケースを扱います。
今回は、過去に使った事例の使いまわしです。この研修は、現在進行形の事例について、方針を立てるための事例検討会やスーパービジョンではありません。したがって、あくまでもケース会議のモデルを学ぶ題材に事例を使うだけなので、現在進行形でないほうがやりやすい面があります。 事例の中身よりも、進め方の注意点に焦点を当てやすくなります。

…さて、もうずいぶん遅い時間になりました。 若干中途半端な気もしますが、今日のところはこの辺で。
参加者の方からも後ほど感想をいただけるはずなので、それを楽しみに。。。



posted by ばんば at nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

BIG ISSUE のおじさんは・・・? [その他]

こんばんは。

ずいぶん前になりますが、BIG ISSUEのおじさんについて、このブログでお話したことがありました。雪の日に、駅の階段の下の雪かきをしてくれていたおじさんです。私が東京学芸大学に赴任したころにはもうあの定位置におられたと思うので、少なくとも4年半以上は、毎日あそこに立っていたと思います。
国分寺北口を出て階段を降りてすぐのところ。うだるような暑さの日も、寒い冬も、ずっと立って販売をしていました。

でも、今年に入って、立っているのがつらそうに思えることが多くありました。足の調子が悪いのか、片足靴を脱いでいたり、横のフェンスにもたれるようにして立っていることもありました。それでも、「こんにちは。」と声をかけると、「あ、どうも、どうも。」と返事をし、笑顔を見せてくれていましたし、BIG ISSUEを買った時には、おじさんのほうから話しかけてくれたりしていました。

…過去形で書いていることでお気づきの方もいるかもしれません。そう。今、そのおじさんがいないんです。9月の頭ぐらいだったと思うのですが、顔に大きなガーゼを張り、手にも包帯を巻いて、定位置に立っているおじさんを見かけました。「どうしたんですか!?} と尋ねると、「転んでしまった」とのことでした。なんとも痛々しい姿でした。痛々しい姿のまま、それでもその後数日もいつもの定位置にいました。

9月は私は学外の仕事がとても忙しかったので、めったに大学に行かなかったので、いつごろからいなくなったのか正確にはわかりません。でも、9月の下旬には見かけなくなってしまいました。どうしちゃったのかなあ。。。

やっぱりあの怪我がもとで、販売を続けるのがきつくなってしまったのでしょうか。ちょっと休憩しているのであればいいですが。。あるいは、体調がすぐれず、支援者の方のサポートのもと、入院をされているとかであれば、お気の毒だけれど、それはそれで安心です。でも、心配。

調子もよくなさそうだったので、本当に転んでけがをしてしまったのだろうとは思いますが、ホームレスの人を襲撃する事件なども時々耳にするので、そういう被害にあったりしたのでなければいいな、と思います。

BIG ISSUEの9月15日号と10月1日号、おじさんがいないからまだ手に入っていません。。戻ってきてくれるといいのにな。。

posted by ばんば at nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

秋季研修のスケジュールが決まりました。 [H26 秋季研修案内]

皆さん、お久しぶりです。 ばんばです。

9月になりましたね。
7月の講演&ワークショップからひと月半ほど、ブログもほったらかしでしたが、再開です。

8月には、免許状更新講習でIBAを教えたり、某市の教育委員会主催の管理職研修でIBAを紹介したり、IBA関係のこともちょこちょこやっていました。しかし、スクールソーシャルワーク関係の大学外での仕事や、研究や、社会福祉実習の指導などなど、することが一杯あって、秋季のIBA研修のことを考える余裕もなく過ごしました。

その間にも、時々自称隊長さんが、ご自身のブログでIBAや問題解決型ケース会議の本のご紹介をしてくださっていたようで。。。 ありがとうございます。  当然秋も研修があるものとしてご紹介くださっているし。。。 やらなきゃな~。。。

・・というわけで、秋の研修のスケジュールです。
いつも通りです。隔週水曜日、6時45分から9時まで。 

10月15日、29日、11月12日、26日、12月10日 計5回です。

場所:東京学芸大学 総合教育科学系研究棟第3号館(家庭科棟)208教室
参加者:学校教員、SC、SSW, 地域で学校や子どもに関わる仕事をしている人 (一般の地域住民・学生等は不可。)

参加費:無料 
参考図書:「学校現場で役立つ『問題解決型ケース会議』活用ハンドブック」(研修当日、著者割引でお買い求めいただけます。購入は強制ではありません。)

参加申し込み:初めての方は、名前、所属、職名、連絡先PCメールアドレスを書いて、馬場にメールをください。継続参加の方は、参加の旨、メールをください。

初めて研修に参加される方は、原則として5回全回出席をお願いいたします。特に最初の2回は必ずご参加ください。継続参加の方は、できるだけ3回以上を目標に来れるときにご参加いただければ結構です。(2年越し、3年越しの方には、さすがにそれを求めるつもりはありません。たまーにでも、顔を出していただけると、とてもうれしいです。)
出欠のご連絡はその都度お願いいたします。

「原則」だから「絶対」ではない。それはそうです。みなさん、仕事の後に来てくださっているので、遅れることもありますし、急に会議が入って来れなくなることもあります。それは仕方がないです。でも、初めての方は、できる限り5回全会出席できるようにスケジュール調整をしてご出席いただきたいと思っています。

秋季も開催すると決めたら、私は欠席はできません。これまでも、IBA研修は、一度もドタキャンはしたことがありません。開催する者の責任を果たす努力は続けています。 IBA研修は、参加者みんなで作っていくものです。ですから、この研修の性質をご理解いただいて、お申し込みくださりますよう、お願いいたします。


ばんば
posted by ばんば at nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。